にっぽん玉砕道―「子供が主役」で甲子園に10回も行けるかっ!

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784819111683
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

内容説明

玉砕道とは「死ぬ気で事に当たる、死んでいった先人に思いを馳せる」こと…。「勝つことを目的とする」高校野球を主催しながら「世界に一つだけの花」的なるモノを称賛する朝日新聞。なぜ高校野球で当たり前のことが社会では忌避されるのか。「無から甲子園10回」を実現した「野々村玉砕野球」と偽善と闘う「勝谷玉砕言論」にはヌルい日本を立て直すヒントが満載。

目次

第1章 敗者なら「末代までの恥」は当然である―高野連と大マスコミの卑劣(21世紀枠には「勝って当たり前」;心が散るとき ほか)
第2章 江田島で「死」を学ぶべきである―球児は江田島経由で甲子園に行く(心を育てるということ;江田島で変わる子供たち ほか)
第3章 ならぬことはならぬのである―朝日新聞は甲子園と社会で二枚舌(「子供が主役」は間違い;「体罰」の裏を見ない朝日新聞 ほか)
第4章 世界で一番の花を咲かせよ―勝ちへのこだわりと現実の直視(ルールは「勝つことが目的」;勝ちにこだわれば屈辱感を覚える ほか)
第5章 日本は素晴らしい国である―神話と歴史を語ること(父の背中、祖父の教え;美術教師になった理由 ほか)

著者等紹介

野々村直通[ノノムラナオミチ]
1951年、島根県生まれ。広島大学教育学部美術科卒業後、74年、広島の公立校・府中東高校に美術教師として赴任。野球部監督に就任し、「5年で甲子園に行く」と宣言、6年目の79年春にセンバツ出場へと導く。松江日大高校監督、1年間の浪人生活を経て、86年に松江第一(現開星)高校に赴任。88年、硬式野球部創設に伴い監督に就任。またも「5年で甲子園」を宣言、6年目の93年に初出場。開星を春2回、夏7回、甲子園へと導いた

勝谷誠彦[カツヤマサヒコ]
コラムニスト。1960年、兵庫県生まれ。私立灘高校を経て早稲田大学第一文学部文芸専攻卒。85年文藝春秋入社。記者として活動。綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人などの国内の事件やフィリピン内乱、若王子事件、カンボジア内戦、湾岸戦争などの国際報道を手がける。96年退社。その後、紀行、時事コラム、写真家など多分野で活躍。2002年より手がける小説では大きな反響を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamatoshiuruhashi

5
「子どものために」というお題目で、その実、責任から逃れている教師も多々見られる中で教師としての信念を持った教育論。甲子園で「21世紀枠」の出場校に敗れた際のコメントを「舌禍事件」として報道するメディアの責任のなさ。「世界に一つだけの花」という曲の偽善性についてもまさに正鵠をついている。2013/10/15

Humbaba

3
自分の好きなことができるというのは,それだけで秘蔵に恵まれたことである.今の時代を生きていると,そのありがたさというものはなかなか実感することが難しい.その難しいことを伝え,教えることこそが教育といえるのかもしれない.2012/09/18

Kentaro

1
野々村さんは21世紀枠を否定しているわけではありませんが、そもそもの目的は部員数が少ないとかグラウンドが十分に使えず、練習もままならないといったハンディキャップを持った高校が、地方大会で頑張ってベスト8以上の成績を納めた場合、全国の推薦枠から選ばれる枠であるため、県予選を勝ち抜き、中国大会を一位通過し、明治神宮大会にも出場し、選抜の優勝候補とも言われた開星とは圧倒的な戦力差がありました。 確かに県予選を制し、地方大会で勝ち進んだチームと一緒に出してよいかは考えものです。2017/10/15

マンボウフラッシュ

1
ほんとにそう思う。

koi

0
旭日旗と日本刀を飾った監督室に寝泊りしてるとか、練習場に「玉砕」とあるとか、><怖すぎです。いわく「子どもに人権はない」><;;人格を磨いてあなたのようになれというのなら、ゴメンです><;;いわく「日本人の精神は自己犠牲、つまり犠打」ですって。何言ってんだ!メジャーだってここぞと言う時はバントしてるんじゃ!2017/04/08

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