蒼空の航跡―元ゼロ戦パイロットが語る空戦と特攻の記録

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784819110600
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

若者に課せられた運命として、これほど苛酷で凄惨なことが他にあるだろうか?「死ぬために生きてきた日々」いまも私の耳に残る、若き特攻隊員のつぶやき。

目次

第1章 予科練
第2章 飛練
第3章 海南島三亜空
第4章 海南島雑記
第5章 海南島二五四空
第6章 台湾
第7章 フィリピン
第8章 特攻隊
終章

著者等紹介

久山忍[ヒサヤマシノブ]
記録家。硫黄島戦生き残りの海軍中尉・大曲覚氏と出会ったことを機に、戦争体験者の取材を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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roatsu

9
海軍の丙飛予科練十六期出身である元戦闘機搭乗員・今泉利光氏の戦記。緒戦期の勝ち戦を味わうこともなく、また飛ぶことのない指揮官の地位にいたわけでもなく、大戦末期の負け戦の中、命令一下で命を捨てなければならない最前線の一航空兵の立場で特攻を含む凄惨な戦闘の主力を担った世代だからこそ、悲惨きわまる戦争の実像を強い実感をもって明確に我々に示してくれている。数ある零戦物語の中でも出色の出来だと思う。零戦に関しては有名な著作が数多いがそれらと並んでぜひもっと読まれてほしい。2015/05/06

Tomoaki Okitsu

4
『永遠の0』・『零戦』・『祖父たちの零戦』・『大空のサムライ 上・下』・『零戦撃墜王』に続く戦争物5冊目。「死ぬために生きてきた・・・」という言葉が、この戦争(特攻)のすべてを言い当てている気がします。国の為に自らの命を捧げる思いで戦闘機を駆り、戦場では熾烈な争いの中で(運もありますが)死に物狂いで戦い抜き、また次の戦場へ飛び立つ日々。辛い日々の連続ですが、その中にあっても仲間と過ごす僅かな時間や現地住民との交流を楽しみとして生きている。2014/01/04

夕凪

3
零戦パイロットの回想録。太平洋戦争で、日本の勝利が絶望となった時期(ミッドウェー海戦あたり)から終戦までの訓練内容・戦友とのやりとりなどが主な内容である。とても、感動的内容であるが、戦争の実情がなんたるかを物語っている。2009/05/04

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