内容説明
希代の言葉づかい阿久悠と花のいのちを写し取る大出一博との幸福な出会い。
目次
春の子どもと
花のじゅうたん
桜の髪飾り
作詞家想う
待ちくたびれて
タンポポは手紙になる
友人の電話
にぎやかな季節
都忘るるほどに
椿は散らない〔ほか〕
著者等紹介
阿久悠[アクユウ]
本名:深田公之(ふかだひろゆき)。1937年2月7日、兵庫県淡路島生まれ。作詞家・作家。1959年、明治大学文学部卒業後、広告代理店宣弘社に勤務し、番組企画やCM制作等を手掛ける。1965年にフリーとなり、本格的な文筆活動に入る。尾崎紀世彦「また逢う日まで」、沢田研二「勝手にしやがれ」、ピンクレディー「UFO」などこれまでに作詞を手掛けた曲は5千曲以上に及ぶヒットメーカー。また、企画・審査員として携わったテレビ番組「スター誕生」からは、森昌子・桜田淳子・山口百恵を始め、数多くのスターを世に送り出した。また、映画化された「瀬戸内少年野球団」に代表される著作も多く、「家族の神話」「家族元年」といった日本の家族を題材とした小説や近年は大人の恋愛小説「絹婚式」「あこがれ」「もどりの春」などを上梓。その後も空想野球小説「球心蔵」(河出書房新社)などを発表している。1997年に刊行された短編小説集「恋文」、長編小説「ラヂオ」はその後ラジオドラマ化され、特に「ラヂオ」(NHK‐FM)は第38回ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞を受賞する。1997年、30年間にわたる作詞活動に対して、日本文芸振興会主催による第45回菊池寛賞を受賞。さらに1999年春、紫綬褒章を受章。2000年10月、掌編小説集「詩小説」にて第7回島清恋愛文学賞を受賞。2007年、作詞家生活40周年の年に逝去。享年70歳。2007年8月、旭日小受賞を受章
大出一博[オオイデカズヒロ]
ファッションプロデューサー。SUNデザイングループ代表。葉山文化塾主宰。国内外の有名デザイナーのショーを始め、新聞社(産経・毎日・読売・朝日)、テレビ局(フジ・NHK・日本)、地方自治体(東京・大阪・京都・名古屋等)が関係するファッションイベントのプロデュースを手掛ける。また、ストップ・エイズ/阪神大震災復興/難民救済/世界文化遺産/ユニセフ等のチャリティーイベントをプロデュースし、ファッション界へ浸透させる。ITがスピーディーに進化しているなかで、アナログの良さ、人と人とのコミュニケーションの大切さを実感し、心を学び、五感を育てることを目的とした『葉山文化塾』を神奈川県葉山町に、賛同者と共に1999年に開塾。プロデューサーの仕事の傍ら、自然の中で息づく花を撮り続けている。文化ファッション大学院大学客員教授として、若い世代への教育活動も行っている。1983年第1回毎日ファッション大賞企画賞受賞。1984年第28回FEC賞(日本ファッション・エディターズ・クラブ)受賞。2007年第25回毎日ファッション大賞鯨岡阿美子賞受賞(SUNデザイングループとして)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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