内容説明
社団法人民間活力開発機構には、全国の自治体から連日のようにまちづくりに「草の根民活事業」手法を取り入れたい、というご相談が続いている。しかし、一方で新聞、テレビなどでは、第三セクターの運用面の問題から、民活事業のあり方に対する厳しい批判もみられる。このように、民活が「民活事業」と「草の根民活事業」の評価に二分されているのはなぜか。本書は、この問題を明らかにするため、私たちが進めてきたまちづくりの現場報告をしながら、民活の有効な活用についてご一考いただきたいとの思いから、筆をとったものである。
目次
第1章 草の根民活事業の広がり
第2章 まちづくり事業への道程
第3章 公共施設の有効活用
第4章 第三セクターと住民セクター
第5章 まちづくりの心
草の根民活要覧
社会の変化と民活事業の方向
自治体のまちづくりニーズの変化と民活事業
同じテーマをもつ自治体・企業で共同研究
単独自治体の民活事業推進法
自治体が企業参加を望むとき
事業推進の近道は