内容説明
マルクス「経済学批判体系」プランの構想は今日でも有効か。中央銀行、国民経済、国際通貨、多国籍企業、ドル体制、…。プランにはなかった新たな諸範疇を定立し、「現代の経済学批判体系」の構築をめざす労作。
目次
序論
第1章 今世紀における日本経済の状況―資本蓄積の状況と内部留保
第2章 利潤率の低下と過剰資本―『資本論』第3巻第15章の検討
第3章 再生産表式論の基本的諸問題
第4章 再生産表式にもとづく2つの展開
第5章 マルクスの信用論と再生産・資本蓄積
第6章 国民所得と諸収入
第7章 経済学と国家
第8章 中央銀行と金融政策、アベノミクス批判
補章 国家の改革と国民の社会意識の高度化
第9章 「外側にむかっての国家」と国民所得、外国貿易、国際通貨
第10章 現代世界経済と多国籍企業
第11章 ドル体制
第12章 ユーロ体制の成立
第13章 ドル体制、ユーロ体制の持続性
第14章 ウクライナ侵攻後のロシアの貿易決済、「一帯一路」とドル体制
著者等紹介
奥田宏司[オクダヒロシ]
立命館大学名誉教授。1947年京都市生まれ。京都市立日吉ヶ丘高校、同志社大学経済学部卒業、1977年京都大学経済学研究科博士課程単位取得退学。大分大学経済学部を経て立命館大学国際関係学部教授を定年退職。経済学博士(1989年京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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