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出版社内容情報
静かな嵐のように突然現れた、藍衣の姉・梢。
彼女は藍衣に対して「いい加減、帰って来なよ」と告げる。
母親との間に軋轢があり、父親と共に家を出た藍衣にとって、母親のもとへ帰るという選択肢はなく、藍衣は梢からの誘いを逃げるように拒絶した。
自由でいるためには、今のままがいい。
そう願っているはずなのに、梢が現れたことをきっかけに、高校生でしかない藍衣の日々は、次第に窮屈になっていき、それは結弦の目にも明らかだった。
藍衣が後悔しない未来――そこへ至る答えを見つけるべく、結弦は藍衣に寄りそい触れあい、言葉を重ねていく。
そうして藍衣が手にした想いとは?
恋と対話の物語、第4弾!
【目次】
内容説明
静かな嵐のように突然現れた、藍衣の姉・梢依。彼女は藍衣に対して「いい加減、帰って来なよ」と告げる。母親との間に軋轢がある藍衣は、その言葉に上手く答えることができず、逃げてしまう。自由でいたいだけ。そう願っているはずなのに、梢依が現れたことで藍衣の日々は次第に窮屈になっていき、その苦しむ姿は結弦の目にも明らかだった。藍衣が後悔しない選択とは―その答えを見つけるべく、結弦は藍衣に寄り添い、一緒に水族館に行ったり、雨に降られてホテルへ逃げ込んだり、薫の手を借りたりしながら、言葉を重ねていく。そうして藍衣が手にした答えとは?そして薫の恋心の行方は?恋と対話と後悔の物語、第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
藍衣のもとに静かな嵐のように突然現れた姉・梢依。彼女は藍衣に対して母親のもとへ帰れと告げる第4弾。かつて母親と軋轢があり、父親と共に家を出た藍衣。自由でいたいだけで、母親のもとへ帰る選択肢はなかった彼女の日々が、梢依が現れたことをきっかけに次第に窮屈になっていく展開で、悩める彼女の傍らにいた結弦の言葉にはどうにももどかしい感もありましたけど、そこで改めてこれからどうすべきかを自分なりに考えて、しっかりと向き合った藍衣の成長が感じられて、不器用なやり方ながら藍衣の背中を押してくれた薫の存在も効いていました。2025/06/24
MoriTomo
2
藍衣の姉の登場で葛藤が深まる中、崩れた家族関係や自身の気持ちに向き合う彼女の決断が刺さるエピソードでした。 藍衣と共にお出かけする息抜き回も良く、最後に見せた決断と姉妹の描写が印象深くて良かったです。2025/06/30
小娘とドラゴン
1
これで正ヒロイン二人の過去に決着が着いた。後は主人公の過去とヒロイン達とのこれからを残すのみとなった。このシリーズは、メインキャラクターが簡単には解決できない問題を抱えていて、悩んだり、目をつぶっていたりするのだが、それが明るみになってくる。長年抱えている問題なだけあって一人では解決できず、その過程で醜いくらいの人間性が表れてくる。最近のストレスがない物語ではなく、読者にしっかりと負荷をかけてくる物語である。それだけに終わった後に重いほどの読後感がある。ただ、私は端的に言ってドラマがあって好きだ。2025/07/19
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