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出版社内容情報
静かな嵐のように突然現れた、藍衣の姉・梢。
彼女は藍衣に対して「いい加減、帰って来なよ」と告げる。
母親との間に軋轢があり、父親と共に家を出た藍衣にとって、母親のもとへ帰るという選択肢はなく、藍衣は梢からの誘いを逃げるように拒絶した。
自由でいるためには、今のままがいい。
そう願っているはずなのに、梢が現れたことをきっかけに、高校生でしかない藍衣の日々は、次第に窮屈になっていき、それは結弦の目にも明らかだった。
藍衣が後悔しない未来――そこへ至る答えを見つけるべく、結弦は藍衣に寄りそい触れあい、言葉を重ねていく。
そうして藍衣が手にした想いとは?
恋と対話の物語、第4弾!
【目次】
内容説明
静かな嵐のように突然現れた、藍衣の姉・梢依。彼女は藍衣に対して「いい加減、帰って来なよ」と告げる。母親との間に軋轢がある藍衣は、その言葉に上手く答えることができず、逃げてしまう。自由でいたいだけ。そう願っているはずなのに、梢依が現れたことで藍衣の日々は次第に窮屈になっていき、その苦しむ姿は結弦の目にも明らかだった。藍衣が後悔しない選択とは―その答えを見つけるべく、結弦は藍衣に寄り添い、一緒に水族館に行ったり、雨に降られてホテルへ逃げ込んだり、薫の手を借りたりしながら、言葉を重ねていく。そうして藍衣が手にした答えとは?そして薫の恋心の行方は?恋と対話と後悔の物語、第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
38
面白かったですね。 打ち切りかなと思っていたので、続きが読めて良かった。久しぶりの刊行となる今巻は、複雑な家庭環境で育った藍衣の前に姉の梢依が現れたことで再び家族と向き合うといった内容で、結末は予想通りでしたが、過程が良かった。特に薫の言葉にはグッときましたね。さて、ここまで2人にアプローチされている結弦にはそろそろ答えを出してほしいとこ。2025/07/23
よっち
25
藍衣のもとに静かな嵐のように突然現れた姉・梢依。彼女は藍衣に対して母親のもとへ帰れと告げる第4弾。かつて母親と軋轢があり、父親と共に家を出た藍衣。自由でいたいだけで、母親のもとへ帰る選択肢はなかった彼女の日々が、梢依が現れたことをきっかけに次第に窮屈になっていく展開で、悩める彼女の傍らにいた結弦の言葉にはどうにももどかしい感もありましたけど、そこで改めてこれからどうすべきかを自分なりに考えて、しっかりと向き合った藍衣の成長が感じられて、不器用なやり方ながら藍衣の背中を押してくれた薫の存在も効いていました。2025/06/24
サキイカスルメ
10
読みやすいのに、感情がグワングワン揺さぶられるのすごい!!藍衣ちゃんのお父さんが結弦くんとどこか似ていて、彼女が結弦くんの傍が心地よいと感じたのはここからきているのかなと思いましたね。高校生に好きなものが自分の人生にどう影響されてるか聞いてしまうお父さんと、しっかり受け止めて考える結弦くん好き。本心を隠しがちな2人と対照的に、感情のままに発せられる薫ちゃんの言葉は泣きましたね。本人は好きではないところかもだけど、薫ちゃんの強みだよなって思いました。2025/07/31
なみ
9
久々の新刊です! 家族のことで悩む藍衣と、それに寄り添う結弦。 水族館デートに連れ出したり、一緒にテスト勉強をしたりと、2人の距離はさらに縮まっていきます。 言葉が持つ力の強さに真摯に向き合いながら、対話を重ねる彼らの姿が印象的でした。 ラストで自分の思っていること、したいことをしっかり伝える藍衣がとても格好良かったです。2025/07/23
まいなな
3
キミリグ4巻!久しぶり!何年ぶり?笑笑笑。また藍衣や薫と会えるのがすごく楽しかった。今回は藍衣のお話だったけど、やっぱり人間って誰か一人の主観だけじゃ分からない側面もあるよな。結弦からみた藍衣はまるで神様みたいなって言うけど、もちろんそう言う部分はありながらも全く違う悩める一人の女の子な部分もあって……人ってなかなか分からないもんだね。お姉ちゃんに対する最初の怯えっぷりがまた違う印象を与えてくれたキャラでした。あと随分結弦ラブを隠さなくなったの最高。挿絵の薫の可愛さがヤバいな。結弦ハーレムすぎて笑う。2025/08/15
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- へるぱる - 2017夏号