内容説明
有機農産品を食べるには、高いお金を払うしかないのか。社会への貢献度が高いほどままならない「みんなのための農業」を地域で実現していくためのしくみ。
目次
プロローグ フライカウフ(自由を買う)という発想―みんなのためになる農業へのてがかり
第1章 貨幣のフライカウフ―キームガウァー
第2章 農地のフライカウフ―ビオ農地協同組合
第3章 農産品のフライカウフ―連帯農業
第4章 種苗のフライカウフ―種苗基金
エピローグ みんなのためになる農業におけるフライカウフの意義
補論 金融経済と小規模有機農業―スローマネー
著者等紹介
林公則[ハヤシキミノリ]
明治学院大学国際学部准教授。1979年生まれ。一橋大学大学院博士課程(経済学研究科応用経済専攻)修了。特定非営利活動法人化学兵器被害者支援日中未来平和基金理事。専門は環境経済学と環境政策論。主要著作に、『軍事環境問題の政治経済学』(日本経済評論社、2011年、経済理論学会奨励賞、環境経済・政策学会奨励賞、平和研究奨励賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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