内容説明
琉球近世の「社会のかたち」を維持したまま、近代移行期を迎えた沖縄は、どのように近代日本に統合されていったのか。資本主義への移行は果たせたのか。
目次
第1話 徳川幕府から明治政府へ
第2話 琉球王国から沖縄県へ
第3章 「琉球処分」をどうみるか
第4話 「旧慣」はなぜ残されたか
第5話 「近代化」を進める明治期の日本
第6話 「外からの目」で見た明治期の沖縄
第7話 統計などに見る明治の沖縄
第8話 日清戦争と日本・沖縄の転機
第9話 「旧慣」の改変は民衆の運動に突き動かされたものか
第10話 「旧慣」の改変―沖縄県土地整理事業
著者等紹介
来間泰男[クリマヤスオ]
1941年那覇市生まれ。宇都宮大学農学部、同大学院農学研究科(農業経済学専攻)出。1970‐2010年沖縄国際大学、現在は名誉教授。主な著書、『沖縄の農業(歴史のなかで考える)』(日本経済評論社)、『沖縄県農林水産行政史第1・2巻』(農林統計協会、九州農業経済学会学術賞を受賞)、『沖縄経済の幻想と現実』(日本経済評論社、伊波普猷賞を受賞)、日本経済評論社から「シリーズ沖縄史を読み解く」(全5巻・9冊)、よくわかる沖縄の歴史(現在2冊)を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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