内容説明
女性が働き成長すること。誰もがいきいきと暮らせる共生社会を実現すること。長年、厚生労働省で働き事務次官になった著者が、いま自身の経験から学生に伝えたいこと。
目次
第1章 女性が働き、成長するということ(仕事がわたしを育ててくれた;自分で生きていくための公務員 ほか)
第2章 仕事と子育ての両立(子どもに申し訳ないと思うな;郵便不正事件で得た「二つの支え」 ほか)
第3章 共生社会の実現に向けて(コロナ禍の中、全員が当事者というチャンス;人生は長く何度でもやり直せる ほか)
第4章 障害のある人が働くということ(誰もが力を発揮できる環境を整える;「アメリカで障害者になってよかった」という声 ほか)
第5章 「現場第一」はどこから生まれたのか(現場の実践から新しいものが生まれる;公務員は一流でなくていい ほか)
著者等紹介
村木厚子[ムラキアツコ]
1955年、高知県生まれ。1978年に労働省(現、厚生労働省)入省。労働と福祉の領域で障害者施策や女性が働きやすい社会環境の整備などに携わり、女性として歴代二人目の事務次官として厚生労働事務次官を務める。退官後、生きづらさを抱える少女や若い女性の支援、罪に問われた障害者の支援などに取り組む。現在、大妻学院理事、大妻女子大学共生社会文化研究所顧問、津田塾女子大学客員教授、複数の企業の取締役等を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Huuro
1
読みやすい。何度も推敲を重ねたあとが伺える誠意のある文章と感じる。具体例が表層的なのがちょっと残念に感じるが、まあ当事者感情が見えるとこういう分野は嫌らしい、というかエゴというかキツくなるので、この位の距離感で淡々と社会を良くするよう前進していく、というスタイルの方がいいのだと思います。2021/11/07
Go Extreme
1
女性が働き、成長するということ: 仕事がわたしを育ててくれた 自分で生きていくための公務員 昇進のオファーは受けなさい 先輩や仲間のネットワークに支えられる 女は使いにくいから「男でも女でもいいから優秀な職員を」へ 仕事と子育ての両立 共生社会の実現に向けて 障害のある人が働くということ: 「アメリカで障害者になってよかった」という声 「現場第一」はどこから生まれたのか: 現場の実践から新しいものが生まれる 公務員は一流でなくていい 異なるもの同士の混ざりあい 風土は風の人と土の人がつくる 2021/10/20