出版社内容情報
北海道の大自然と、その地に生きる動物たちとアイヌ民族の自然観をテーマにした写真文集。北の大地の神々しい美しさに触れる。
内容説明
誰も知らない北海道が、ここにある。水音のようなトンコリの調べに誘われて旅をした。神々と人と自然がともにあるアイヌプリの精神と、神謡の世界そのままに生きる動物たちを辿る、美しく優しい大地の物語。
目次
音を奏でる樹
森に浮かぶツンドラ
風のクリルへ
ビキン川の夜明け
カムイ、森と水の使者
ラッティングコールの夜に
氷の箱舟
動物たちと神の謡
アイヌアートの精神
天から降りてきた草
チロンヌプの鏡
潮に揺れて
海の言い伝え
月の滴と森の声
沈みゆく大地
樺太―トンコリの旅
著者等紹介
伊藤健次[イトウケンジ]
写真家。1968年生まれ。北海道大学在学中から四季を通じて北海道の山野を歩き、以後、野生の生命力や土地の記憶をテーマに撮影を続ける。近年は環オホーツク海の自然と北海道の繋がりに注目し、ロシア極東地域のタイガと知床半島の生きものを精力的に撮影(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バトルランナ-
15
コロナ禍でどこにも行けないので、写真集で誤魔化す!第一弾は幼馴染作品。 前から欲しかったので密林取り寄せ。 ヒグマと対峙したところ。 ミンク鯨を宇宙船と表現したところ。 スキーで友達と滑落したところ。 石鹸のくだり。 脈拍が上がった。 カモメやカラスは鯨の厚い皮を簡単に裂くことができないんだって。 健ちゃんがすっかり写真家になっちゃって。 お母さん感激。 健ちゃんのお母さんの顔を思い出したの40年ぶり。4.5点。2021/06/01
kaz
1
写真に強いインパクトを感じる。図書館の内容紹介は『水音のようなトンコリの調べに誘われて旅をした。神々と人と自然がともにあるアイヌプリの精神と、神謡の世界そのままに生きる動物たちを写真とともに辿る、美しく優しい大地の物語。「家庭画報」連載に加筆し書籍化』。 2024/08/30
近藤こたつ
0
写真集。文章はエッセイみたいなものだけど、北海道や樺太の写真が見られたのはよかった。2022/09/30
三沢まりの
0
美しいアイヌの写真と優しいコラム。北海道だけでなく、樺太アイヌ、オホーツクも取り上げているので、深みが。春夏秋冬美しい。2022/06/22