内容説明
『資本論』第2巻の表式論、第3巻の信用論の諸草稿の検討、第3巻の国民所得論の国民経済計算との対比によって、米国発の金融危機、日本の財政赤字の展望を呈示する。
目次
第1章 『資本論』第2部第8草稿の拡大再生産論
第2章 再生産論、再生産表式と貨幣流通・還流
第3章 銀行資本と信用制度
第4章 信用と資本蓄積
第5章 国民経済計算とマルクスの国民所得論
第6章 国民経済計算と貿易を導入した再生産表式
著者等紹介
奥田宏司[オクダヒロシ]
立命館大学名誉教授。1947年京都市に生まれる。1971年同志社大学経済学部卒業、1977年京都大学経済学研究科博士課程単位取得退学。大分大学経済学部助教授を経て立命館大学国際関係学部教授を定年退職。経済学博士(1989年京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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