内容説明
自由民権運動の理論家・中江兆民は、財政民主主義の先駆者でもあった。初版で新たに刻んだ兆民像に、天皇・皇室論を含むその後の研究成果を付す。
目次
現代を照らす兆民の言論活動(兆民の慧眼;兆民と財政民主主義)
第1部 財政民主主義の探求(フランス学者・兆民の登場;民権派ジャーナリズムの旗手として;抵抗理論の構築 ほか)
第2部 財政民主主義の形成(新天地での巻き返し;国会論の形成;議員・選挙民のあるべき姿を求めて ほか)
不全の財政民主主義
付論 兆民の天皇観
著者等紹介
渡瀬義男[ワタラセヨシオ]
日本財政学会・財政法学会会員、元国立国会図書館専門調査員。1950年埼玉県生れ。75年法政大学大学院社会科学研究科修了、国立国会図書館入館。90年関東学院大学経済学部非常勤講師兼任。2010年国立国会図書館退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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