内容説明
1920~30年代、40を超える国籍の人々が居住した「モザイク都市」上海、そこは日英両帝国の最前線でもあった。その盛衰とともに変化する各勢力の対応を行政制度から検討する。
目次
序章
第1章 上海共同租界と工部局
第2章 イギリス人居留民と居留民社会
第3章 イギリス人居留民と租界の危機
第4章 上海の日本人居留民と租界行政
第5章 工部局と日本人
第6章 工部局市参事会選挙
第7章 日中戦争と上海共同租界「臨時市参事会」の成立
終章
著者等紹介
藤田拓之[フジタヒロユキ]
1975年生まれ。2008年、同志社大学文学研究科博士後期課程満期退学。2010年、学位取得。博士(文化史学)。現在、同志社大学嘱託講師。専攻はイギリス帝国史、上海史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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