内容説明
「ケインズ案」「ホワイト案」からブレトンウッズ会議にいたる英米の通貨外交を再検討、IMFとIBRD創設について通説を覆す労作。ケインズ、ホワイトについても見直しを迫る。
目次
第1編 戦後通貨構想の起源(ケインズの国際通貨制度論と超国家的金融機関の構想;戦後計画とケインズ;米国の戦後計画と「ホワイト案」;ケインズ案と「ホワイト案」)
第2編 ブレトンウッズへの道(英米通貨交渉の進展と共同声明;国際投資―保証機関の起草と英米合意の形成過程)
第3編 ブレトンウッズ会議とIMF、世銀の創設(アトランティックシティ準備会議;ブレトンウッズ会議)
第4編 英米金融交渉と金融協定(ブレトンウッズ協定への英米の対応;英米金融交渉と金融協定の締結;英米における金融協定の批准)
著者等紹介
牧野裕[マキノヒロシ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科教授。1947年川崎生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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