内容説明
集落という、いわば農山村コミュニティに焦点を当て、「限界集落問題」を念頭に置きつつ、農村社会と国家の政策がどのように出会い、政策が執行されていったのかを描く。
目次
序章
第1章 明治後期~大正期における政策の執行―地方改良運動を中心として
第2章 昭和恐慌期における政策の執行―経済更生運動を中心として
第3章 昭和戦時期における政策の執行―食糧増産・「満洲」分村移民
第4章 戦後農村における政策の執行―長野県下伊那郡下久堅村
第5章 戦後山村における政策の執行―長野県下伊那郡清内路村
第6章 戦後における農協政策の執行―養蚕農協の設立と経営
終章
著者等紹介
坂口正彦[サカグチマサヒコ]
1978年生まれ。2003年国学院大学文学部史学科卒業。2008年国学院大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期単位取得退学、博士(歴史学)。2008~11年飯田市歴史研究所研究部調査研究補助員。2011~14年日本学術振興会特別研究員PD(東京大学大学院人文社会系研究科)。現在、大阪商業大学経済学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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