内容説明
保険業法改正による共済規制によって、共済事業全体が営利保険と同質化傾向を強いられている。「自主共済」はどうなるのか。改めて共済規制と共済概念を探究する。
目次
第1部 共済概念の探究(共済事業とはなにか―共済概念の探究;「自主共済」の特質と共済概念における位置づけ;社会的経済におけるMutual―その日本への適用について)
第2部 共済事業と法規制問題(TPPと共済事業;共済事業に対する法規制の内容とその影響;保険業法の異常な構造―共済規制に止まらない問題性)
第3部 戦後共済事業の歴史(第1期―協同組合共済、労働者共済の広範な形成;第2期―新しい協同組合共済と「自主共済」の出現;第3期―現代の共済事業と共済規制問題)
著者等紹介
相馬健次[ソウマケンジ]
1936年生まれ。96年全労済定年退職。98年明治大学大学院博士前期課程修了。経済学博士(明治大学)。日本協同組合学会、ロバアト・オウエン協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 大正幻影 ちくま文庫