内容説明
基地はどのように維持されているか。思いやり予算はじめルールなき財政支出の検証を通じて、新基地計画を機に質的転換を遂げつつある財政政策を解明。原発との比較も注目。
目次
序章 本書の課題
第1章 在日米軍基地と財政
第2章 沖縄の基地と地域経済
第3章 基地と自治体財政
第4章 基地維持財政政策の展開
第5章 嘉手納町にみる基地維持財政政策の実態
第6章 名護市にみる基地維持財政政策の実態
第7章 沖縄振興(開発)政策の展開と帰結
第8章 沖縄市にみる振興政策の実態―中城湾港泡瀬沖合埋立事業を中心に
終章 ルールなき財政支出の帰結
著者等紹介
川瀬光義[カワセミツヨシ]
京都府立大学公共政策学部教授。1955年大阪市生まれ。1986年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程指導認定、87年同上退学。埼玉大学等を経て2008年4月より現職。京都大学博士(経済学)。著書に『台湾の土地政策―平均地権の研究』(青木書店、1992年、東京市政調査会藤田賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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