内容説明
両毛鉄道、利根発電、群馬電力について、企業の起業・経営・資金調達・企業統治といった企業経営の諸側面を検討し、地域社会および地域の産業化に関連づけながら論じる。
目次
序章 課題と方法
第1章 企業勃興期における地方企業の設立と人的ネットワーク―両毛鉄道の設立と地方・中央
第2章 産業革命期の地方における企業経営と株主―両毛鉄道を事例として
第3章 日露戦争における地方企業の設立―利根発電の設立過程と地域・企業家
第4章 第一次世界大戦期における地方企業の経営と企業統治―利根発電を事例として
第5章 第一次世界大戦ブーム期における資産家の投資行動―『全国株主要覧』を手がかりとして
第6章 第一次世界大戦後における地方企業の設立と企業家―群馬電力の設立過程をめぐって
第7章 戦間期における地方企業の展開―群馬電力から東京電力へ
終章 結論
著者等紹介
石井里枝[イシイリエ]
1977年群馬県に生まれる。2000年東京大学経済学部経済学科卒業。2002年東京大学経済学部経営学科卒業。2006年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。2009年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、愛知大学経営学部准教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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