内容説明
帝国主義の世界にあって、明治国家とは異なる「日本の近代」を構想し、闘い敗れた「急進的ナショナリスト」が目指したものは何か。その思想と生涯に迫る。
目次
第1章 『国体論及び純正社会主義』―一九世紀西欧社会思想の総括
第2章 個人と社会―人間解放の社会理論をめざして
第3章 倫理的制度としての国家
第4章 第二維新革命の論理
第5章 国体論批判
第6章 法華経行者の「革命的大帝国」
第7章 二・二六事件と北一輝の死
著者等紹介
清水元[シミズハジメ]
1941年東京に生まれる。1966年早稲田大学政治経済学部卒業。1972年早稲田大学大学院経済学研究科修了。アジア経済研究所主任研究員、長崎県立大学教授を経て、早稲田大学政治経済学術院教授。2012年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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