内容説明
弘化4年3月、善光寺平を巨大な地震が襲った。山は崩れ、堰止め湖は決壊し、大火も起こった。村は一瞬にして地獄図と化した。地震の終息まで7年を要したなかで、人々はどのように生き抜いたのか。現代文で届ける大震災歴史資料。
目次
弘化四年・善光寺地震大変録(現代語)(大地震の発生・前代未聞の大災害(三月二十四日~晦日)
絶え間なく続く大地震(四月一日~十二日)
犀川堰止め湖の決壊(四月十三日~二十九日)
余震を耐え抜く毎日(五月一日~二十九日)
豊作が唯一の救い(六月一日~七月晦日)
地震が水脈を変化させた(八月一日~九月晦日)
余震は漸減(十月一日~十一月二十九日)
地震を生き抜いたこの年(十二月一日~十五日))
徒然日記 附 地震大変録(原文)
著者等紹介
中条唯七郎[ナカジョウタダシチロウ]
信州・埴科郡森村(長野県千曲市森)村役人
中村芙美子[ナカムラフミコ]
1947年福岡市生れ。1971年九州大学文学部史学科卒業、名古屋市立山田中学校教諭。2008年法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻修士課程修了
青木美智男[アオキミチオ]
1936年福島・棚倉町生れ。1962年明治大学史学地理学科卒業。1965年東北大学大学院国史学専攻修士課程修了。1977年日本福祉大学助教授。1997年専修大学文学部史学コース教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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