内容説明
「自治・権利・責任・参加」「権利と責任の相補性」「参加の倫理」「熟議民主主義」などを包み込み、市民の生活の基盤を支え、新しい社会秩序を追求するシチズンシップの全体像を探る。
目次
第１章 シチズンシップの理念
第２章 シチズンシップと国民国家
第３章 権利と責任
第４章 多元主義と差異
第５章 シチズンシップの高まり
第６章 グローバル時代のシチズンシップ
第７章 むすび
著者等紹介
中川雄一郎［ナカガワユウイチロウ］
１９４６年静岡県生まれ。明治大学政治経済学部教授。経済学博士。（英国）ヨーク・セント・ジョン大学より名誉学位授与、日本ロバアト・オウエン協会会長、日本協同組合学会元会長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Sebastianus
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グローバル化し移民が増大したことによる多様性の増大によって生じた問題や国境をこえて拡散するリスクといった脅威によって、国民国家におけるシティズンシップが抱える排除といった問題が浮き彫りになってきた。 今日の課題を解決するためには市民の参加による多様性の包摂が必要であり、排除的な国家ではなくポスト・ナショナルな統治とシティズンシップが必要なんだって主張する一冊。 勉強にはなるが思想書的というか独断的な部分もあり読むのが大変だった。2011/11/09
