内容説明
誤解と偏見に満ちたローの生涯と経済思想を新たな研究成果をふまえつつ整理分析し、経済学説史上の意義を明らかにするとともに、18世紀経済学説史研究の空白を埋める力作。
目次
課題と視角
第1部 総論(ジョン・ローの生涯;ジョン・ローの経済学説―マクロ経済分析の展開と限界;ジョン・ロー学説のその後―カンティヨン、ケネー、テュルゴーを中心にして)
第2部 各論(ジョン・ロー貨幣論研究―ワッサーマン/ビーチ論文を中心にして;ジョン・ローのマクロ経済分析研究―イーグリーの所説を中心にして;ジョン・ローの銀行・信用論研究―カンティヨンのロー批判とそのインプリケーション)
ジョン・ローゆかりのパリの通りを歩く
著者等紹介
中川辰洋[ナカガワタツヒロ]
1952年札幌市に生まれる。1989年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。現在、青山学院大学経済学部現代経済デザイン学科教授、公益財団法人日本証券経済研究所客員研究員。この間ヨーロッパ議会・ヨーロッパ委員会後援の研修制度EUVP(ヨーロッパ連合訪問計画)参加(1995年)、在外研究期間を利用してソシエテ・ジェネラル銀行(パリ=ラデファンス)資本市場部経済調査チーム(現・ストラテジスト調査チーム)所属(1999‐2000年)、パリ第10大学(ナンテール校)客員研究員(2008‐09年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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