内容説明
現代政治の特質はなにか。環境、戦争、貧困、福祉、国籍、宗教、労働、ジェンダー等をめぐる動きを多角的視点から論じ、政権交代にとどまらない新しい政治を探求する。
目次
序章 情報戦の時代とソフト・パワーの政治
第1章 二一世紀の福祉政治―三つの争点と型の転換
第2章 政治的エコロジーの可能性―「エロジー的近代化」を超えて
第3章 グローバリゼーションと国籍のゆらぎ―「国家を背負う移民」と「国家を背負わぬ移民」
第4章 グローバル化・帝国・戦争―「帝国の衰退」とアフガン/イラク後の戦争
第5章 世界政治論におけるイスラーム政治神学―デリダ後の政治的なものへの余白に
第6章 貧者の社会運動は可能か
第7章 女性が変える政治―政策過程への参加形態の変容
第8章 グローバル・ジャスティスの政治―金融拡大局面終焉期における規制強化を中心に
著者等紹介
加藤哲郎[カトウテツロウ]
一橋大学名誉教授・早稲田大学大学院政治学研究科客員教授。1947年生まれ。東京大学法学部卒業。博士(法学)。インターネット上で「ネチズンカレッジ」主宰
丹野清人[タンノキヨト]
首都大学東京人文科学研究科准教授。1966年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位修得退学、博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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