内容説明
民主主義をめぐる現代的、思想的、歴史的な問題状況をさまざまな角度から検討し、「差異の承認・解放」を思考の根本に据える野心的試み。
目次
政治の境界と亡命の政治
第1部 メディアと市民を問い直す(恐怖の政治と治安社会化;NIMBY問題の構造とデモクラシー;ポピュリズムと熟議・討議デモクラシー―現代日本における政治過程と世論過程の交錯)
第2部 デモクラシーを問い直す(自由による差異の承認―ヘーゲルの政治論理と民主主義の具体化;政治における普遍主義の限界と再生;現代デモクラシーの起源)
第3部 社会運動を問い直す(労働者教育、社会的自助、公共圏への参加―ハンブルクの初期労働者運動の経験から;ルディー・ベイカーの秘密の活動―ユーゴスラヴィア出身のアメリカ共産党員を追って;60年安保闘争と「沖縄問題」―「沖縄問題」の不在を再考する;「1968」をグローバルに語るということ)
著者等紹介
加藤哲郎[カトウテツロウ]
1947年生まれ。東京大学法学部卒業。博士(法学)。名古屋大学助手、一橋大学教授、英エセックス大学、米スタンフォード大学、ハーバード大学、独ベルリン・フンボルト大学客員研究員、インド・デリー大学、メキシコ大学院大学客員教授等を経て、2010年から一橋大学名誉教授、早稲田大学大学院客員教授。専門は政治学、比較政治、現代史。インターネット上で「ネチズン・カレッジ」主宰
今井晋哉[イマイシンヤ]
1959年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位修得退学。社会学修士。帯広畜産大学講師を経て、徳島大学准教授。専門はドイツ近代史
神山伸弘[カミヤマノブヒロ]
1959年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位修得退学。社会学修士。現在、跡見学園女子大学教授。専門は哲学、政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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