内容説明
国債累積の金融政策への影響、金融調節手段の変貌、中央銀行の独立性の問題点について多面的かつユニークな視点から実証的に検討し、新時代の金融政策のあり方を展望する。
目次
第1部 金融政策の変貌(金融自由化時代の日本の金融政策;準備預金制度の変貌)
第2部 国債と金融政策(国債累積と金融システム;金融政策と国債市場―量的緩和期における日本銀行の買入国債の特徴;金融調節オペレーションは金利の期間構造に影響を与えるか―英米比較)
第3部 中央銀行の独立性(中央銀行の独立性強化とアカウンタビリティ―イギリスと日本を中心に;物価連動国債の機能と金融政策;期待インフレ率指標と金融政策―英米比較)
著者等紹介
斉藤美彦[サイトウヨシヒコ]
1955年生まれ。東京大学経済学部卒、ロンドン大学(LSE)大学院研究生、武蔵大学博士(経済学)。現在、獨協大学経済学部教授。(財)日本証券経済研究所客員研究員、中央大学経済研究所客員研究員を兼務
須藤時仁[スドウトキヒト]
1962年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、英国ウォーリック大学大学院修了、横浜国立大学博士(学術)。現在、(財)日本証券経済研究所主任研究員。駒澤大学経済学部非常勤講師を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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