内容説明
バブルの生成とその崩壊の生々しい実態を通史的に検証。日本のバブル、平成不況―失われた２０年―の教訓は何か。日本の経験が世界の現況に語りかけるものは何か。
目次
第１章 プラザ戦略
第２章 株価のバブル
第３章 地価のバブル
第４章 バブルの崩壊
第５章 金融事件
第６章 金融危機
第７章 平成金融恐慌（一九九七年～九八年）
第８章 平成大不況
終章 バブルの教訓
著者等紹介
衣川恵［キヌガワメグム］
鹿児島国際大学・大学院教授。１９４９年生まれ。中央大学大学院商学研究科博士課程修了。商学博士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maqiso
1
プラザ合意によって円高と内需拡大が進んだことで日本の株価と地価は急上昇したが、90年頃にバブルが弾けて以降は金融機関の連鎖的な破綻などで長い不景気に陥った。バブル期には危険に気づけず、不況になってからも損害をごまかして被害を拡大させていて、楽観的だったのが分かる。詳細に書いてあるのは良いが、数値が多いのでやや読みにくい。2019/08/22
まも
0
80年代終わりから90年代初めのバブルの概要を簡素にまとめられている。株価や地価などデータも載っていて○。2015/04/18
