内容説明
近代製糖業界において競争と協調という二つの側面が共存し、カルテル機能が発揮されたのはなぜか。その構造を生産・流通・消費の観点から総合的に検証する。
目次
序章 糖業連合会の変遷と規約改正
第1章 近代製糖業界の対立構図と糖業連合会
第2章 砂糖流通過程の錯綜性とメーカー主導型流通機構の形成
第3章 産糖処分協定成立の障壁と糖業連合会の模索
第4章 砂糖供給組合の結成・解散と産糖調節協定の成立
第5章 糖業連合会の消費税・関税改正に向けた陳情活動
第6章 糖業連合会と物流―台湾産糖輸送契約の継続的成立と倉庫業への関与
終章 四大製糖会社の競争・協調行動と糖業連合会
著者等紹介
久保文克[クボフミカツ]
1988年慶応義塾大学経済学部卒業。1994年中央大学大学院商学研究科博士課程後期課程修了、博士(経営学)。現在、中央大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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