出版社内容情報
新しいタイプの傭兵は世界中に数十万人が活動する。
本来、軍や警察が担うはずの任務を遂行するのは、会社職員で、
敏腕マネージャーやコンピュータ、衛星放送の専門家までいる。
軍事関連業務の多くはサービス業になったのだ。
重大な罪を犯しても、彼らを裁く法はない。
内外の安全保障を、利潤を追求する民間軍事会社(PMC)に任せてよいのか。
はじめに
第3版への序文
第1章 ビジネスとしての戦争
1 世界中で暗躍する「新しいタイプの傭兵」
2 民間軍事会社──新しいサービス業種
3 多彩な発注者──「強い国家」、ビッグビジネスから反乱軍まで
4 武力の世界市場で暗躍する民間軍事会社──四つのケーススタディ
第2章 グローバル化と「新しい戦争」
1 戦争業、その小史
2 東西紛争の終結──軍事サービス業の枠組みの変化
3 パトロン・クライアント体制と闇経済──安全保障を求める新しい需要の展開
第3章 危険な結果
1 戦闘的な協力関係──経済と民間軍事会社
2 管理不可能──西欧諸国での武力の民営化
3 見せかけの安全──「弱い国家」での国民総売出し
4 人道支援団体──軍の陰で
第4章 民間軍事会社抜きの紛争解決は?
1 暴力市場か暴力独占か
2 危機の防止と平和の確保
終わりに──民主主義をまもるためにはなにが必要か
内容説明
軍や警察が担うはずの任務を遂行するのは、会社職員で、敏腕マネージャーやコンピュータ、衛星放送の専門家までいる。軍事関連の多くはサービス業になったのだ。民間軍事会社(PMC)抜きの危機防止と平和確保を模索する。
目次
第1章 ビジネスとしての戦争(世界中で暗躍する「新しいタイプの傭兵」;民間軍事会社―新しいサービス業種;多彩な発注者―「強い国家」、ビッグビジネスから反乱軍まで;武力の世界市場で暗躍する民間軍事会社―四つのケーススタディ)
第2章 グローバル化と「新しい戦争」(戦争業、その小史;東西紛争の終結―軍事サービス業の枠組みの変化;パトロン・クライアント体制と闇経済―安全保障を求める新しい需要の展開)
第3章 危険な結果(戦闘的な協力関係―経済と民間軍事会社;管理不可能―西欧諸国での武力の民営化;見せかけの安全―「弱い国家」での国民総売出し;人道支援団体―軍事力の陰で)
第4章 民間軍事会社抜きの紛争解決は?(暴力市場か暴力独占か;危機の防止と平和の確保)
終わりに 民主主義をまもるためにはなにが必要か
著者等紹介
ユッセラー,ロルフ[ユッセラー,ロルフ][Uesseler,Rolf]
1943年生まれ。経済学、心理学、ジャーナリズム論を学ぶ。1979年以降ローマに住んで、著述、調査に従事するかたわら、反マフィア運動でも活動している。仕事の重点領域は、世界経済における非合法の流れ、組織犯罪、闇経済、民営化と脱民主主義、イタリアにおけるマフィアと国家、資金洗浄と非合法金融操作に対する分析手法の開発。これらのテーマについて、ドイツ、イタリアの新聞雑誌に多く寄稿している
下村由一[シモムラユウイチ]
1931年生まれ。千葉大学名誉教授。専攻はドイツ近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Yuri Mabe
権現
可兒
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