内容説明
戦前期、既存の政党政治批判を軸に、新日本同盟などを通じて新たな体制の構築を模索した内務官僚・後藤文夫。「新官僚」のリーダーが抱いた統制の思想と行動を読み解く。
目次
第1章 日露戦後社会と内務官僚
第2章 地方官・警保局時代の経験と欧州留学
第3章 社会不安の増大と「新官僚」の行動
第4章 台湾総督府総務長官時代
第5章 「昭和恐慌」―「危機」の具体化
第6章 後藤農政と地方の組織化、統制
第7章 「選挙粛正運動」から「新体制運動」へ―「新官僚」の挫折
第8章 戦後日本における政党政治批判、国土開発、青年教育
著者等紹介
中村宗悦[ナカムラムネヨシ]
1961年大阪に生まれる。1994年早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。現在、大東文化大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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