出版社内容情報
市場主義を基点とした格差社会に突入し、構造改革の嵐が吹き荒れる中で、21世紀型の福祉ガバナンスのあり方を探る。
内容説明
脱「格差・貧困社会」に向けた、日本の戦略とは?!日本が本当の福祉社会になりうるか、今こそ勝負の時。従来の福祉国家を超えた「第4の道」としての新しい21世紀型福祉ガバナンスを提示する。
目次
総論 新しい福祉ガバナンスへ―もう一つの選択肢
第1章 生涯を通じたいい仕事―福祉社会のコア
第2章 不平等感の高まり―人々の意識の背後にあるもの
第3章 新たな時代の社会保障・医療政策を構想する
第4章 就労を中心にした所得保障制度
第5章 社会的公正と基本的生活保障
第6章 女性環境の整備と福祉―ワーク・ライフ・バランスの視点から
第7章 東アジアから見た日本の福祉ガバナンス
第8章 福祉多元主義の時代―新しい公共空間を求めて
第9章 社会連帯の創造と排除
第10章 マクロの経済発展と福祉
終章 生活様式の変容と福祉ガバナンス―ダイバーシティ・ウェルフェア・マネジメント
著者等紹介
岡澤憲芙[オカザワノリオ]
早稲田大学社会科学総合学術院教授、北ヨーロッパ学会・会長、早稲田大学北欧研究所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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