出版社内容情報
労働者は単純作業から臨機応変な自主的判断を求める裁量的作業へと移行。労務管理戦略の変容は労働者意識にいかに影響したか。
目次
第1部 工場労働力の誕生(農村と都市の社会的間隙;村との紐帯と工場労働の定着:インドの製糖工場の季節労働者;工場労働者の第一世代をめぐる組織不適応:ラオス;組織不適応と産業の高度化:タイ北部の経験から)
第2部 不適切な労務管理の帰結(公企業における職務意識:バングラデシュ;衰退する公企業と興隆する民間企業:インド)
第3部 産業の高度化と労務管理の変容(日系企業における職務能力と労務管理:日本人スタッフの視点;異なる技能をもつ企業の労務管理:フィリピン;高度な個人的技能をもつ労働者の職務意識:インドのIT技術者;産業の高度化と職務意識:ヴェトナムの低技能と高技能産業)
著者等紹介
大野昭彦[オオノアキヒコ]
1953年山口市生まれ。青山学院大学国際政治経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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