出版社内容情報
ヨーロッパ資本主義の展開過程における連続性と断続性の問題を比較経済史的に検討。日常的活動を営む普通の人々の時代転換に関わる意識と行動の解明を試みる意欲作。
内容説明
ヨーロッパ資本主義の展開過程における連続性と断絶性の問題を比較経済史的に分析。日常的な経済活動を営む普通の人々の時代転換に関わる意識と行動の解明を試みる意欲作。
目次
第1部 産業革命後の資本主義(ヨーロッパ資本主義像の再検討―最終消費財生産の資本主義化の意義;資本主義の展開と市場構造の変容―ドイツの場合;市場経済の規範と公正性の転換―第一次世界大戦前後;資本主義転化の歴史認識―歴史派経済学の場合 ほか)
第2部 「近代の転換」と「近代への転換」(ヨーロッパ史の転換点としての一八四八年革命―阪上孝編『一八四八・国家装置と民衆』をめぐって;ブルジョア革命論とドイツ史の特殊性の問題;三月革命期における農村民の変革意識―プロイセンの場合)
著者等紹介
柳澤治[ヤナギサワオサム]
1938年東京都に生まれる。1966年東京大学大学院経済学研究科博士課程退学。東京大学社会科学研究所助手、明治学院大学経済学部講師、助教授、東京都立大学経済学部助教授、教授を経て、明治大学政治経済学部教授、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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