ある鉄道事故の構図―昭和15年安治川口事故の教訓は生かされたか

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ある鉄道事故の構図―昭和15年安治川口事故の教訓は生かされたか

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  • サイズ A5判/ページ数 180p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784818817944
  • NDC分類 686.7
  • Cコード C3065

出版社内容情報

なにゆえ重大鉄道運転事故は繰り返し起きるのか? 車輌開発戦略の倒錯、営業至上の運用、現場職員への圧力と人為ミス、バックアップシステムの欠如、そして参事……65年前にあった“いま”を解き明かす。

第1章 モータリゼーションと鉄道
    意外に早かった鉄道危機の到来
第2章 モーターにはモーターを
    わが国における鉄道自営策としての客車内燃焼化
第3章 “酷使”・不具合・対策
    戦時・過密仕業下の鉄道省大型ガソリン動車
第4章 燃料節減への努力
    たゆみなき現場の工夫と創意
第5章 産業戦士192名、殉職す
    参事は怒るべくして起こった

内容説明

なにゆえ重大鉄道運転事故は繰り返し起きるのか?車輌開発戦略の倒錯、営業至上の運用、現場職員への圧力と人為ミス、バックアップシステムの欠如、そして惨事…65年前にあった“いま”を解き明かす。

目次

第1章 モータリゼーションと鉄道―意外に早かった鉄道危機の到来(フリークエント・サービスと蒸気動車;内燃動車の時代 ほか)
第2章 モーターにはモーターを―わが国における鉄道自衛策としての客車内燃化(地方鉄道・軌道における客車内燃化;鉄道省における客車内燃化その1―標準化以前 ほか)
第3章 “酷使”・不具合・対策―戦時・過密仕業下の鉄道省大型ガソリン動車(非電化通勤幹線としての西成線におけるキハ42000の運用;発生した不具合と対策その1―主要機構部品 ほか)
第4章 燃料節減への努力―たゆみなき現場の工夫と創意(直接運転技術面での取り組み;運行支援技術面での取り組み ほか)
第5章 産業戦士192名、殉職す―惨事は起こるべくして起こった(事故の概況;事故の直接的要因 ほか)

著者等紹介

坂上茂樹[サカガミシゲキ]
大阪市立大学教授(産業技術論・技術史)。1955年生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、いすゞ自動車(株)勤務を経て現職に至る

原田鋼[ハラダハガネ]
塾講師、鉄道史研究家。1954年生まれ。立命館大学文学部地理学科卒業。1960年頃、岡山市に在住、西大寺鉄道の気動車に興味を抱いたのを契機として1964年頃から非電化を中心に全国の地方私鉄、廃線跡をめぐり写真を撮り歩く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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六点

12
昭和15年1月、JR桜島線安治川口駅構内で発生し、219人の死者を出した脱線転覆事故。その際使用されていた車両は如何なる経緯で開発され、運用され、そして破局へと繋がったか、を、技術史側面から追った著書。そこから浮かび上がってきたのは、面倒は現場任せで、安全性を無視した車両を開発する設計陣と、乾いた雑巾を絞るが如きの努力で、定時運行を行おうとする運用者の姿である。鉄道の公式史にはまず出てこない事故であるとともに、運用者の超人的技量に感動する。殉職、殉難された方々への紙碑として之以上の本はない。2021/05/08

ぎんりん

1
図書館で斜め読み 戦前戦中の鉄道ガソリンカーの機械的な記録を残そうとした本。工学的な資料がメイン(センセーショナルな題名は出版社の意図か?)。事故の記載は少なく20頁程度。戦中の物資不足で無理な工夫を強いられたことに起因する。無理難題に応えようとする国鉄現場の職人魂に感服する。戦中のことゆえ資料も少なそうで、かき集めた筆者の努力も相当なものと推察。2024/01/07

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