出版社内容情報
なにゆえ重大鉄道運転事故は繰り返し起きるのか? 車輌開発戦略の倒錯、営業至上の運用、現場職員への圧力と人為ミス、バックアップシステムの欠如、そして参事……65年前にあった“いま”を解き明かす。
第1章 モータリゼーションと鉄道
意外に早かった鉄道危機の到来
第2章 モーターにはモーターを
わが国における鉄道自営策としての客車内燃焼化
第3章 “酷使”・不具合・対策
戦時・過密仕業下の鉄道省大型ガソリン動車
第4章 燃料節減への努力
たゆみなき現場の工夫と創意
第5章 産業戦士192名、殉職す
参事は怒るべくして起こった
内容説明
なにゆえ重大鉄道運転事故は繰り返し起きるのか?車輌開発戦略の倒錯、営業至上の運用、現場職員への圧力と人為ミス、バックアップシステムの欠如、そして惨事…65年前にあった“いま”を解き明かす。
目次
第1章 モータリゼーションと鉄道―意外に早かった鉄道危機の到来(フリークエント・サービスと蒸気動車;内燃動車の時代 ほか)
第2章 モーターにはモーターを―わが国における鉄道自衛策としての客車内燃化(地方鉄道・軌道における客車内燃化;鉄道省における客車内燃化その1―標準化以前 ほか)
第3章 “酷使”・不具合・対策―戦時・過密仕業下の鉄道省大型ガソリン動車(非電化通勤幹線としての西成線におけるキハ42000の運用;発生した不具合と対策その1―主要機構部品 ほか)
第4章 燃料節減への努力―たゆみなき現場の工夫と創意(直接運転技術面での取り組み;運行支援技術面での取り組み ほか)
第5章 産業戦士192名、殉職す―惨事は起こるべくして起こった(事故の概況;事故の直接的要因 ほか)
著者等紹介
坂上茂樹[サカガミシゲキ]
大阪市立大学教授(産業技術論・技術史)。1955年生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、いすゞ自動車(株)勤務を経て現職に至る
原田鋼[ハラダハガネ]
塾講師、鉄道史研究家。1954年生まれ。立命館大学文学部地理学科卒業。1960年頃、岡山市に在住、西大寺鉄道の気動車に興味を抱いたのを契機として1964年頃から非電化を中心に全国の地方私鉄、廃線跡をめぐり写真を撮り歩く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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