内容説明
「世界の工場」化しつつある中国、グローバルな産業連携をめざし構造転換を図る韓国。日中韓の新しい国際分業体制、労働力再編、ビジネス・ネットワーク構築を展望する。
目次
1 北東アジア経済の地域パラダイムの構築―二一世紀の社会経済パラダイム転換と地域連携とに向けて
2 世界経済のパラダイムシフトと中国の「世界の工場」化―新たな国際分業のシナリオ
3 グローバルな産業連携と韓国経済の構造転換
4 日中韓のIT産業を中心とする新しい国際分業の方向
5 東アジアにおけるビジネス・ネットワークとFTA―「北東アジアビジネス経済圏」の可能性と課題
6 東アジアの労働力編成と再編のシナリオ
7 北東アジア地域統合の社会的側面と市民社会―「ソーシャル・アジア・フォーラム」一〇年間の経験を通じて
著者等紹介
増田祐司[マスダユウジ]
1938年生まれ。1962年東京大学経済学部卒業。東京経済大学教授、EC委員会上級研究員(第12総局FAST、在ブラッセル)、東京大学大学院教授等を経て2000年より島根県立大学教授・北東アジア地域研究センター長、現在、副学長
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