出版社内容情報
宮城から岩手にかけての旧仙台藩領には、かまどの神様の面をまつる特異な民俗風習がある。それがどのように地域に広がったか。表情豊かな「カマ神」を数多く作った明治の気仙左官のいきいきとした生涯をたどる。,,,
内容説明
宮城・岩手に見られる竈の神さまの面をまつる独特の習わしと、その面「カマ神」を表情豊かにつくった気仙左官のいきいきとした生涯。
目次
東北地方の竈神とはだかかべの作品
故郷・気仙
少年時代―気仙川で魚捕り
気仙大工・気仙壁(左官)について
左官に弟子入り
左官技術修業時代
サーカス一座とともに
旅芸人・菅野源治との出会い
弟・弥四郎大工の上棟式
柳津・桃生地域に入り、漆喰彫刻を施す〔ほか〕
著者等紹介
新長明美[シンチョウアケミ]
1955年広島県生まれ。関西女子美術短期大学デザイン美術科卒業。コピーライター、CMプランナー、テレビ番組の構成などの仕事を経て、現在フリーライター。広島市在住
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