出版社内容情報
西洋の芸(わざ)を認めつつも東洋(日本)の徳をもち、製糸工場で気高く在り続けた工女たち。和田英の『富岡日記』『富岡後記』を繙きつつ、近代日本に咲いた女性たちの精神を探る。
内容説明
西洋の技術を認めつつも東洋(日本)の道徳をもち、製糸場で気高く在り続けた工女たち。和田英の『富岡日記』『富岡後記』を繙きつつ、近代日本に咲いた女性たちの精神をさぐる。
目次
第1章 日本の近代化と富国論
第2章 富国論と蚕糸業―堯舜孔子の道・西洋器械の術
第3章 和田英と『富岡日記』
第4章 和田英と『富岡後記』
第5章 工女の遺産
第6章 工女の出身地
第7章 工女の労働条件
第8章 糸取り