出版社内容情報
水平的競争と垂直的強調、ネットワークの関係が他用に機能するアジア。産業金融の実際の役割と特徴をふまえ、電子産業の動向を探る。
内容説明
本書は、近年におけるASEANを舞台とした、日本・韓国・台湾の直接投資における、競争と協調の関係を明らかにすることを中心的課題とするものである。
目次
序章 本書の課題と視角
第1章 日韓台の電子産業の動向―パソコンを中心として
第2章 日韓台の対外直接投資の動向―電子産業の対ASEAN直接投資を中心として
第3章 日韓台の対ASEAN進出企業の資金調達
第4章 アジア通貨・金融危機と対外直接投資
第5章 日韓台の対ASEAN進出企業の競争と協調―パソコン用ディスプレイを中心とした概観
第6章 日本の電子機器メーカーの対ASEAN進出―マレーシア、タイを中心に
第7章 韓国の電子機器メーカーの対ASEAN進出―三星グループを事例として
第8章 台湾の電子機器メーカーの対ASEAN進出
第9章 三星電管、中華映管の財務資料による分析―三星電管、中華映管及び日本の電子機器メーカー42社平均との財務比較
終章 総括と展望
著者等紹介
斉藤寿彦[サイトウヒサヒコ]
1945年生まれ。千葉商科大学商経学部教授
劉進慶[リュウシンケイ]
1931年生まれ。東京経済大学経済学部名誉教授、経済学博士
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