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現代経済政策シリーズ
マルサス人口論争と「改革の時代」

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784818813878
  • NDC分類 331.43
  • Cコード C3333

出版社内容情報

ブルジョア的改革に彩られた一九世紀前半のイギリスで闘われたマルサス人口論争。そのなかで、リカード派社会主義に抗しつつ、貧民の被救済権の確立を唱え論争に挑んだ「忘れられた経済学者たち」の資本主義像に迫る。

内容説明

工場法制定、選挙法改正、新救貧法制定など、一連のブルジョア的改革に彩られた19世紀前半のイギリスで戦われたマルサス人口論争。その中にあって、リカードウ派社会主義に抵抗しつつ、貧民の被救済権の確立を唱え、「市場の言葉」と「権利の言葉」をもって論争に挑んだ「忘れられた経済学者」たちの資本主義像に迫る。

目次

第1章 「改革の時代」の経済学と貧民問題
第2章 エリザベス救貧法から新救貧法まで―救貧法と貧民の被救済権
第3章 人口原理とは何か
第4章 貧民の境遇改善と救貧法廃止論
第5章 論争・マルサスの応答
第6章 レッセ・フェールとパターナリズムのあいだ―スクロウブのマルサス批判と救貧法論
第7章 人民の失敗か政府の失敗か―サミュエル・リードのマルサス批判と救貧法論
第8章 競争と世代間秩序―ウィリアム・フォスター・ロイドのマルサス批判と救貧法論
第9章 国家介入の目的と範囲―マウンティフォート・ロングフィールドの救貧法論
第10章 経済的公正を求めて

著者等紹介

森下宏美[モリシタヒロミ]
1955年北海道小樽市生まれ。福島大学経済学部卒、同大学院経済学研究科修士課程修了、北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。北海道大学経済学部助手、釧路短期大学講師を経て、1995年より北海学園大学経済学部助教授。現在同教授、経済学史担当
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