出版社内容情報
日中戦争の激化とともに同潤会の後身として一九四一年五月に設立され、GHQによって四六年一二月に閉鎖された住宅営団の全容に迫る。
内容説明
本書は「戦時・戦後復興期住宅政策資料住宅営団」所収の「解題」を再構成し、併せて全収録資料を目録として一書にまとめたものである。
目次
住宅営団設立の背景と経緯
同潤会の営団への吸収と厚生省住宅課
住宅営団の事業とその実績
住宅営団の組織と人
住宅営団大阪支所の住宅地開発
住宅営団における住宅・住宅地の設計・施工実務―西山文書をもとに
住宅営団の発注・施工制度
住宅営団の建築技術者たち
住宅営団研究部における調査研究活動
住宅営団調査課による住み方の調査・啓蒙活動
住宅営団の海外住宅研究
戦時下における住宅調査と営団調査課
朝鮮・台湾・関東州住宅営団について
住宅営団の閉鎖と戦後住宅政策の出立
占領期の住宅政策・住宅運動と営団閉鎖