独ソ戦とホロコースト

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  • サイズ A5判/ページ数 481,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784818813212
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C3036

内容説明

ホロコーストを生みだしたのは「普通のドイツ人」なのか。ゴールドハーゲンの論説に対し、第三帝国文書を詳細に検討しながら反証する。

目次

序章 問題の視角と限定―ホロコーストをいかにとらえるべきか
第1章 独ソ戦勃発期のドイツと占領地
第2章 独ソ戦の現場とホロコーストの展開
第3章 東方占領地の拡大、高まる抵抗と「冬の危機」
第4章 総力戦への転換とヒムラー命令の諸相
第5章 スターリングラード敗北後の総督府の全体状況と民衆―ワルシャワ・ゲットー蜂起の政治経済史
第6章 「7月20日」事件前夜とドイツ人民衆の動向―大戦末期ドイツ民衆の「麻痺」の構造
第7章 疎開、逃避行、追放による難民化と「普通のドイツ人」―戦争終末期「死の行進」前後の東部地域の民衆
第8章 総括―ホロコースト研究の今日的意味は何か

著者等紹介

永岑三千輝[ナガミネミチテル]
1946年天津生まれ。1974年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学・東京大学)。現在、横浜市立大学商学部教授。主な業績:『ドイツ第三帝国のソ連占領政策と民衆 1941-1942』(同文館、1994年)、『地域と国家-フランス・レジョナリスムの研究―』(共著、日本経済評論社、1992年)、『20世紀資本主義の生成―自由と組織化―』(共著、東京大学出版会、1996)
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