現代の危機を考える
共(コミューン)の思想―農業問題再考

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  • サイズ B6判/ページ数 424,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784818812048
  • NDC分類 611
  • Cコード C3333

内容説明

本書は、資本過剰と労働力過剰をキーワードとし、労働力の自立(人間的で、直接に社会的なボランティア労働を基軸とした変革の主体形成論)の論理をベースに置きながら、国際的・国内的なFair Tradeへの途を具体化していくための、一つの粗い下絵としての問題の大枠を考え、新しい「共」の形成と、そこでの「地域原理」を追求している。

目次

第1部 資本と農業の相克(市場価格によって統御された経済―自然のうえの経済・社会・政治;なぜ資本主義は農業になじまないのか;世界経済システムの危機)
第2部 家族制農業の存在構造(家族制農業の分析課題―椎名重明編『ファミリー・ファームの比較史的研究』をめぐって;チャヤノフ理論と日本における小農経済研究の軌跡;なぜ日本農業はダメになったのか―市場・国家・農業;1961年基本法農政下の農業生産力構造;船方総合農場と地域農業―津和野紀行;新しい「共」を創る―脱「農業保護政策の時代」)
第3部 アジアへの視座(アジア・日本・西欧農業をみる眼―金沢夏樹『変貌するアジアの農業と農民』をめぐって;アジアの社会編成原理―結びに代えるノート)

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