内容説明
本書は、鹿児島経済大学地域総合研究所の1996~97年度機関研究プロジェクト「秩序の多面的問題と鹿児島」に基づいて行われた共同研究による成果の一端である。
目次
社会秩序問題をめぐる学説史的整理と展望―ホッブズ問題とは何か
鹿児島県住民の思考・行動形態―その歴史的背景をさぐる
「地方」の言説、言説としての「地方」―夏目漱石の熊本地方を題材とするテクストをめぐって
近代化と言語表現の秩序―19世紀フランスにおける文学教育
近代的秩序の生成と警察―警察の社会学へ向けた緒論
序説:家族をめぐる秩序と生命保険―家族・ライフコースの変容の指標としての生命保険
秩序と信頼―道徳心理学からの試論