旧北海道拓植銀行論

旧北海道拓植銀行論

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  • サイズ A5判/ページ数 326,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784818810594
  • NDC分類 338.61
  • Cコード C3033

内容説明

北海道拓殖銀行は、1900年に「北海道拓殖銀行法」にもとづく特殊銀行として設立され、第二次大戦後の1950年、根拠法の廃止によって普通銀行に転換した。およそ100年のその生涯の中、前半を特殊銀行として、後半を普通銀行として活動したことになる。本書で扱うのは特殊銀行時代の拓銀の歴史と歩みである。

目次

第1編 拓銀の成立事情と初期の活動(拓銀の成立事情;開業初期)
第2編 窟展開(日露戦争後の不況期;第一次大戦時の好況期)
第3編 転換期(第一次大戦後の不況期;満洲事変以後の恐慌回復過程および戦時)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とりもり

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設立から第二次世界大戦終結までの、拓銀の変遷を辿った本(但し、計数によるその役割、性質の変化を検証しており、物語では全くない)。拓銀のみならず、農業金融として設立された特殊銀行(勧銀、農銀、拓銀)が、農業金融に成功せず、商業金融へシフトしていく一方で、戦時統制の中、産業組合が産組中金(現・農林中金)を頂点に垂直統合されていったという経緯が良く分かった。これが結局、日本の農業の近代化を決定的に阻んだとすれば、拓銀達の蹉跌は余りに代償が大きかったと言わざるを得ないだろう。2011/12/17

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