内容説明
AT&Tはアメリカ産業史上もっとも高度な独占支配を実現した企業である。行政や世論の厳しい環視のなかで歴代経営陣は人事労務や労使関係をいかにつくり上げてきたか。
目次
第1章 ワン・システム、ワン・ポリシー―総帥セオドア・ヴェイル
第2章 「協調」という名の福音―エドワード・ホールと「協働者」
第3章 産業リサーチと管理の哲学―エルトン・メイヨーとチェスター・バーナード
第4章 ワン・ビッグ・ユニオンとの抗争―クリオ・クレイグとウィリアム・ボレニウス
第5章 仕事それ自体へのまなざし―ロバート・フォードとフレデリック・ハーズバーグ
第6章 「譲歩」からあらたな「協調」へ―マイケル・マッコビイとQWLプロジェクト
補遺(雇用における差別と平等―AT&Tと雇用機会平等委員会)