内容説明
生産力信仰にどっぷり漬かった現代の化学農法は、深刻な地力低下と農薬害をもたらした―。本書は、環境破壊と人間疎外から脱出し、自然と人間に優しい有機農業に転換する道程を示し、21世紀への生き残りを賭けて、食と農の原点を解明する。
目次
序章 有機農業のイメージ―環境破壊と人間疎外からの脱出
第1章 有機農業叩きの論理構造
第2章 現代化学農法への挽歌
第3章 化学肥料は無害・有用か
第4章 農薬は止められないか
第5章 農薬害の恐ろしさ
第6章 有機農業とはなにか
第7章 有機農業の哲学
第8章 有機農業経営は生き残れるか
第9章 人肌の温もりで広がる有機農産物流通
終章 有機農業の現状と展望