内容説明
自由貿易論の名著、100年目の本邦初訳。日米間の貿易摩擦の増大と共に、保護貿易論が再び叫ばれている。輸入規制・関税で国民を守れるのか!?本書は、保護貿易という一種の経済戦争に対する回答である。
目次
基礎を明らかにする
方法について
一般的要求としての保護貿易
保護の単位
貿易
生産と生産者
収入のための関税
保護貿易のための関税
産業の奨励
国内市場と国内商業
輸出と輸入
貨幣の使用から生じる混乱
高賃金は保護貿易を必要とするか?
保護貿易の根拠としての有利と不利について
製造工業の発達
保護貿易と賃金
保護貿易の廃止
自由貿易論の欠陥
自由貿易の真の弱点
保護貿易の真の強さ
逆説
残り全部を盗む盗賊
真の自由貿易
行く手に横たわる難関
自由貿易と社会主義
実際の政治