内容説明
本書は、高速ディーゼル技術をリードしつつ、第二の半世紀への歩みを開始した日本のディーゼル自動車、並びにそれを巡る諸関係の推移・発展を産業史的・技術史的に反省しようとする試みである。
目次
1 はじめに―自動車工業論への技術史的視角
2 戦前における自動車運輸の発達と鉄道技術の革新
3 輸入技術に依存した輸送革新
4 輸入代替1―鉄道省制式機関への技術統合
5 輸入代替2―陸軍統制発動機への技術統合
6 戦後成長過程における動力革新
7 結び―日本におけるディーゼル自動車技術の進歩とディーゼル