出版社内容情報
日本型人事管理はもはや時代後れなのか。日本の人事の強みを問い直し、新しい環境下での日本型成果主義のあり方を提案します。成果主義型人事改革が企業に浸透するなかで、チームワークが阻害される、結果第一の短期志向になる、挑戦的課題を避けるなど、深刻な弊害も報告されています。かつて日本型の経営人事システムは世界から賞賛されました。人間尊重と平等主義を基本理念とする日本型人事管理はもはや時代後れなのか。日本の人事の強みを問い直し、新しい環境下での日本型成果主義のあり方を提案します。
竹村 之宏[タケムラユキヒロ]
著・文・その他
目次
1 グローバル人事は日本企業を救うか(「人事部不要論」は正しくない;人事の本質とは何か;人間資源論から人間財産論へ;終身雇用・年功制の本質 ほか)
2 人事は未来のために何ができるか(ポスト市場原理主義を読む;競争力を正しく機能させるには;新日本型成果主義の提案;コンピテンシー導入の留意点 ほか)
著者等紹介
竹村之宏[タケムラユキヒロ]
1969年京都大学教育学部卒業。機械メーカー勤務、九州東海大学工学部助教授を経て現在、多摩大学経営情報学部教授。日本開発工学会理事・運営委員長
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