出版社内容情報
企業やNGOの活動、環境教育の内容を豊富な事例とともに具体的に紹介。企業の環境・CSR担当者、NGO等に実際に役立つ手引き書企業は生物多様性や環境問題に無関係ではいられません。それは、企業イメージの向上だけでなく、ビジネスチャンスの拡大、企業の活性化、金融市場での高評価にもつながります。環境問題を考えるときに重要になるのが環境教育です。
本書では、企業やNGOの活動、環境教育の内容を豊富な事例とともに具体的に紹介しました。また、生物多様性の意味、環境教育の論理的な裏づけをわかりやすく解説していますので、環境教育に着手したい企業、レベルアップをはかりたい企業に、新たな分野開拓に一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。企業の環境・CSR担当者、NGO等に実際に役立つ環境教育の手引き書です。
《おもな内容》
?実践編:
生物多様性についての環境教育実践例[いであ、キッコーマン、三機工業、サンデン、日本通運、森ビル、リコーなど19社]/経団連の企業環境教育研修/企業とNGOのコラボレーション事例
?基礎編:
生物多様性の恵みと喪失の危機[生態系の多様性が意味するもの/キーワードは「主流化と社会化」]/生物多様性に対する環境教育の役割
?企業編:
企業にとっての生物多様性/環境教育の社会化に向けて
石原 博[イシハラヒロシ]
著・文・その他
岩淵 真奈美[イワブチマナミ]
著・文・その他
湊 秋作[ミナトシュウサク]
著・文・その他
目次
1 実践編(生物多様性についての環境教育実践例;経団連の企業環境教育研修から;企業とNGOとのコラボレーション事例)
2 基礎編(生物多様性の恵みと喪失の危機;生物多様性に対する環境教育の役割)
3 企業編(企業にとっての生物多様性;環境教育の社会化に向けて)
著者等紹介
石原博[イシハラヒロシ]
1974年住宅信託銀行(現三井住友信託銀行)入社。不動産部門の各種業務に従事後、社長室、業務部等で企画、調査、渉外部門に携わる。2001年業務部審議役、2003年より企画部CSR統括室(現経営企画部CSR推進室)審議役を兼務。この間、経団連自然保護宣言(2003年公表)の起草に携わり、2002年経団連自然保護協議会企画部会委員、2008年同協議会企画部会長に就任し、経団連生物多様性宣言(2009年公表)の起草を推進。2009年より同協議会制作部会長(兼務)。2014年より公益財団法人日本自然保護協会理事
岩渕真奈美[イワブチマナミ]
2004年財団法人キープ協会(現公益財団法人キープ協会)入職。環境教育事業部やまねミュージアム担当職員として、国指定天然記念物ニホンヤマネの総合的な調査研究を行い、その成果を環境教育活動や環境保全活動に応用するための取組みを行う。また、学校、団体などに対する自然体験プログラムの提供、企業・行政などに対する研修の運営、企業との協働事業など、幼児からシニア層まで多岐にわたる環境教育業務に従事。この間、アニマルパスウェイの開発に、2004年の立ち上げ時から研究者としての立場で参加
湊秋作[ミナトシュウサク]
1976年和歌山県本宮町(現田辺市)皆地小学校教諭となり、自然保護教育・環境教育の実践を始める。湿地・田んぼの保全、コウモリ保護・ヤマネ保護等環境保全を多くの仲間と展開する。1998年、道路により生活圏を分断されたヤマネの保護のためにヤマネブリッジを提唱し建設に導く。2000年に教職を辞し、キープ協会やまねミュージアム館長着任、ヤマネの総合的研究・環境保全・環境教育を仲間と推進する。2004年には大成建設、清水建設とともに樹上動物の歩道橋アニマルパスウェイの開発を始める。2010年関西学院大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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