内容説明
えっ?芥川龍之介、夏目漱石がキリスト教文学?はい。でも、なぜなのでしょうか。それぞれの作品の「あらすじ」がその理由を語ります。あらすじ自体が読みごたえのある優れた24の「物語」。
目次
徳冨蘆花『思出の記』
国木田独歩『牛肉と馬鈴薯』
正宗白鳥『何処へ』
島崎藤村『桜の実の熟する時』
夏目漱石『こころ』
倉田百三『出家とその弟子』
有島武郎『クララの出家』
芥川龍之介『奉教人の死』
芥川龍之介『南京の基督』
長与善郎『青銅の基督』
小林多喜二『蟹工船』
宮沢賢治『よだかの星』
北條民雄『いのちの初夜』
堀辰雄『風立ちぬ』
横光利一『旅愁』
中河与一『天の夕顔』
坂口安吾『イノチガケ』
芹沢光治良『巴里に死す』
山本周五郎『柳橋物語』
太宰治『人間失格』
大岡昇平『野火』
椎名麟三『美しい女』
小川国夫『試みの岸』
遠藤周作『侍』
著者等紹介
柴崎聰[シバサキサトシ]
1943年、仙台市に生まれる。慶應義塾大学法学部を卒業し、41年間、編集者として活動。その間、日本大学大学院において学位取得(総合社会文化)。現在、日本聖書神学校講師。日本現代詩人会、日本詩人クラブ、日本キリスト教詩人会、日本キリスト教文学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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